福田　久稔 ふくた　ひさとし

先日、あるお母さんから、「子ども（保育園年中）がひとりで遊んで、友だちと遊ばないから『友だち作り教室』があるので、そこへ通っているのです。」という相談を受けました。
そこで、私は「心配は要らないですよ。おとなだってひとりが好きな人もいるのだから。もちろん、友だち作り教室はそのまま通ってください。」とお話ししました。
ひとり遊びが好きというのは、それだけ集中していることですし、熱中できることがあるというのは逆に素晴らしいことです。
友だちはいた方がいいです。それは誰もが思っていることです。私も幼稚園の時はひとり遊びばかりでした。でも、友だちはいます。
いろいろな経験を積むことで、子どもは成長してゆきます。
友だちを眺めていて、面白そうと思ったら、参加するようになるものです。
あとはきっかけだけです。

お母さんは「家でも子どもと関わっていないからかしら」とおっしゃるので、「『○○、一緒に夕ご飯のお片付けしよう』とか、『ママ、お仕事の勉強するから、○○も本読んで一緒に勉強しよう』ってしてみてください。」とお答えしました。
キーワードは「一緒に」です。
まずはお母さんと、家族と一緒に、いろいろなことができれば、今度はお友だちと一緒にできるようになります。