2026/06/11 18:23
小学3年生のお姉ちゃんと、小学2年生の妹さん。
二人とも競泳を習っていましたが、お姉ちゃんは順調に上達する一方で、妹さんはなかなか記録が伸びませんでした。妹さんはコーチに「どうしたら速く泳げますか」と聞くほど頑張っていましたが、ある日お母さんに「スイミング辞めたい」と伝えます。
お母さんは困ってしまいます。
「せっかく続けているのに」
「もう少し頑張れば伸びるかもしれないのに」
そう思うのも自然なことです。
でも、まずは妹さんの気持ちを聞いてあげてほしいのです。
「辞めたいんだね」
「何かあったの?」
子どもが辞めたいと言うと、大人はつい「もう少し頑張ろう」と励ましたくなります。しかし、本人が苦しんでいるときに頑張ることを求めるのは慎重であるべきだと思います。
できなくて悔しいのかもしれません。
お姉ちゃんと比べてつらいのかもしれません。
競泳そのものが合わないのかもしれません。
理由は本人にしかわかりません。
また、人にはそれぞれ成長のペースがあります。同じ練習をしていても、すぐ結果が出る子もいれば、時間がかかる子もいます。
だから姉妹で比べる必要はありません。
「お姉ちゃんみたいにならなくていいんだよ」
「あなたはあなたのペースでいいんだよ」
そんな言葉をかけてあげてほしいと思います。
そして、
「他にやってみたいことはある?」
「これからどうしたい?」
と未来の話もしてみましょう。
もし子ども自身が「悔しいからもう少し頑張る」と言うのであれば応援すればよいでしょう。しかし、それは子ども自身が選ぶことです。
続けることが最善の場合もあります。辞めることが最善の場合もあります。
大切なのはスイミングを続けることではなく、子どもが自分の気持ちを話し、大人がそれを受け止めることです。
比べる相手はお姉ちゃんではありません。昨日の自分です。
子どもには、その子だけの成長のペースがあるのです。