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阿部 一雄

車いす建築士によるバリアフリー提案!

阿部 一雄 あべ かずお

阿部建設株式会社

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事例・コラム

設計開始までの長い道のり交通事故で脊髄損傷を負ったご主人とそのご家族の土地探しからの家づくり。難航しながらも保険会社との示談交渉を重ね、土地探しも並行して行いました。車いす生活者の土地探しは、スーパーに近いなど一般的な利便性に加え道路状況や坂道の勾配などにも配慮しなければいけません。設計開始までには時間を要しました。バリアだらけの仮住まいご主人が退院した後は、家族4人...[ 続きを読む ]

機能性とデザインが共存するバリアフリー施設の実例3つの施設からなる医療タウン1軒目は皮ふ科、腎・泌尿器科、調剤薬局からなる医療タウンです。地主の方から土地活用の要望を受け、独自に専門家のチームをつくり、土地の貸借に関わる交渉から建設までをトータルでコーディネートしました。各分野のプロの知識や経験を活かし、地主と医師それぞれにメリットが得られるよう配慮しながら進めました...[ 続きを読む ]

バリアフリー住宅の実例、第1回目の依頼内容は「実家の敷地内に自宅を新たに建築したい」です。依頼者は40代のご夫婦で、ご主人が車イスのユーザーでした。設計する際には、親世帯と近い距離に暮らしている「敷地内同居」であるという点に考慮しました。敷地面積は100坪と広いため、実家の南側に平屋を建築することにしました。北側に滞在時間の少ない玄関などを配置したのは、プライバシー面...[ 続きを読む ]

ご依頼者の家族構成は、90代の寝たきりのおじいさま、60代の娘さん夫婦とそのお子さん2人です。「祖父の介護のために水まわりを使いやすくしてほしい」とのご要望から計画がスタートしました。まずは、介護しやすくするためおじいさまの居室をリビングの隣に配置しました。引き戸を開ければご家族の気配を感じられ、移動もスムーズです。同じく水まわりも近くに配置しました。浴室・洗面・トイ...[ 続きを読む ]

「室温のバリアフリー」とは、建物内の温度や湿度などが一年を通して快適に保たれている状態を指します。この考え方は「身体的なバリアフリー」だけでなく「温熱環境」という面からもバリアを無くし、快適性を追求するという視点から生まれました。特に、自律的に体温を調整することが難しい高齢者や障がい者にとっては重要な要素です。それと同時に、いざという時の災害や停電など、不測の事態に備...[ 続きを読む ]

ヒートショックの予防暖かい部屋から暖房設備のない部屋へ行くと急激に温度が変化し、体内で血圧が一気に上昇する事でヒートショックを起こしやすくなります。健康な若い世代でも身体的負担が大きく、高齢者の場合は失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす可能性も出てきます。裸になる脱衣所や浴室、洗面所は特に注意すべき場所で、暖房をつけている居室との温度差が10℃以上あると危険とされて...[ 続きを読む ]

安全で快適な動線を確保する車いすを使用する場合、車いすの大きさ・形状に合わせたスペースと動線が必要です。車いすにもいくつか種類がありますが、方向転換をするときには直径2m以上のスペースを必要とする時もあります。実際に設計をしてみると、かなりの広さが必要だと気づきます。曲がり部分を減らしたり、回転しなくても済む動線にするなど様々な工夫が必要です。高齢者や下半身不随の車い...[ 続きを読む ]

駐車場に屋根をつける障がい者や高齢者が車で外出する際、車いすや歩行器の出し入れなど乗り降りに時間がかかります。駐車場にカーポートを設けたり、玄関までの動線に屋根を付けることで、雨の日でも濡れずに自分のペースで乗り降りできます。身体に負担をかけない段差解消玄関までの段差をなくすには、最もポピュラーなのがスロープです。スペースを確保できない場合には段差昇降機がおすすめです...[ 続きを読む ]

出入り口を設ける方向と手すりの位置トイレで介助しやすくするためには、便器のまわりに介助者がしゃがみこめるよう60cm程のスペースが必要です。部屋を上から見た時、便器に平行な方向に出入り口を設けることが基本です。また、手すりの使いやすい位置や高さは人それぞれです。トイレ内での動きを想定し、身体のバランスを取れる位置を探っていきます。一方で、使用時以外は収納できるタイプの...[ 続きを読む ]

バリアフリー住宅では、高齢者や障がい者と同居の家族が、ともに生活の質を損なわず安全・安心に住み続けられる設計が求められます。障がいを負った時に始める家づくりは、リハビリの状況、退院までのスケジュール、そもそもこれからどう生活していけば良いのかなど、さまざまな条件と先の見えない不安の中で、まるで追い立てられるように進めるケースも珍しくありません。そんな中だからこそ、見落...[ 続きを読む ]