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阿部 一雄

車いす建築士によるバリアフリー提案!

阿部 一雄 あべ かずお

阿部建設株式会社

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事例・コラム

突然の交通事故により、車いす生活を送ることを余儀なくされたUさん。しかし、今では自ら自動車通勤をし、休日は趣味や友人との外出を楽しむ生活を行っています。Uさんがアクティブに過ごせている理由の一つは、そのライフスタイルに合わせてリフォームが行われた、バリアフリーの住まいにあります。バリアフリーの住まいへ向けて事故にあったUさんと出会ったのは、入院先の作業療法士からの紹介...[ 続きを読む ]

生活の再建を目指して車いすユーザーのMさんは、ご両親と3人で2階プラス屋根裏収納のあるバリアフリー住宅に暮らしています。住宅の1階には、動線のスムーズさに配慮したMさんの自室があり、2階には家族団らんの時間を過ごすリビングが配置されています。そして上下階をホームエレベーターで結ぶことで、Mさんが1人で住宅内を自在に移動することができ、日常生活も自宅での仕事も円滑にでき...[ 続きを読む ]

ケアされる人、ケアする人が快適に暮らせる家づくりけがにより車いす生活となったY様。当時、ご自宅をリフォームしたばかりだったため、そこでの生活を検討しましたが、それには様々な問題があることに気が付きました。車いすで生活するようになると、玄関前の段差を上ることもベッドに移ることも容易なことではありません。昇降機やリフトを設置すれば、そういった問題を解決できますが、手間がか...[ 続きを読む ]

障がい者は一人では生きていく事が出来ません。その為沢山の人のサポートが必要です。実際障がい者には医者をはじめとした病院関係者や、理学療法士や作業療法士さらにはケアマネージャーや介護業者そして行政機関が関わる事もあります。加えて障がい者が暮らしやすい住宅環境を整備する為に、建築関係者も関わります。彼らはそれぞれ専門分野のプロなので、障がい者に対して自分達が良いと思う最善...[ 続きを読む ]

設計開始までの長い道のり交通事故で脊髄損傷を負ったご主人とそのご家族の土地探しからの家づくり。難航しながらも保険会社との示談交渉を重ね、土地探しも並行して行いました。車いす生活者の土地探しは、スーパーに近いなど一般的な利便性に加え道路状況や坂道の勾配などにも配慮しなければいけません。設計開始までには時間を要しました。バリアだらけの仮住まいご主人が退院した後は、家族4人...[ 続きを読む ]

機能性とデザインが共存するバリアフリー施設の実例3つの施設からなる医療タウン1軒目は皮ふ科、腎・泌尿器科、調剤薬局からなる医療タウンです。地主の方から土地活用の要望を受け、独自に専門家のチームをつくり、土地の貸借に関わる交渉から建設までをトータルでコーディネートしました。各分野のプロの知識や経験を活かし、地主と医師それぞれにメリットが得られるよう配慮しながら進めました...[ 続きを読む ]

バリアフリー住宅の実例、第1回目の依頼内容は「実家の敷地内に自宅を新たに建築したい」です。依頼者は40代のご夫婦で、ご主人が車イスのユーザーでした。設計する際には、親世帯と近い距離に暮らしている「敷地内同居」であるという点に考慮しました。敷地面積は100坪と広いため、実家の南側に平屋を建築することにしました。北側に滞在時間の少ない玄関などを配置したのは、プライバシー面...[ 続きを読む ]

ご依頼者の家族構成は、90代の寝たきりのおじいさま、60代の娘さん夫婦とそのお子さん2人です。「祖父の介護のために水まわりを使いやすくしてほしい」とのご要望から計画がスタートしました。まずは、介護しやすくするためおじいさまの居室をリビングの隣に配置しました。引き戸を開ければご家族の気配を感じられ、移動もスムーズです。同じく水まわりも近くに配置しました。浴室・洗面・トイ...[ 続きを読む ]

「室温のバリアフリー」とは、建物内の温度や湿度などが一年を通して快適に保たれている状態を指します。この考え方は「身体的なバリアフリー」だけでなく「温熱環境」という面からもバリアを無くし、快適性を追求するという視点から生まれました。特に、自律的に体温を調整することが難しい高齢者や障がい者にとっては重要な要素です。それと同時に、いざという時の災害や停電など、不測の事態に備...[ 続きを読む ]

ヒートショックの予防暖かい部屋から暖房設備のない部屋へ行くと急激に温度が変化し、体内で血圧が一気に上昇する事でヒートショックを起こしやすくなります。健康な若い世代でも身体的負担が大きく、高齢者の場合は失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす可能性も出てきます。裸になる脱衣所や浴室、洗面所は特に注意すべき場所で、暖房をつけている居室との温度差が10℃以上あると危険とされて...[ 続きを読む ]