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阿部 一雄

車いす建築士によるバリアフリー提案!

阿部 一雄 あべ かずお

阿部建設株式会社

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事例・コラム

この案件は、「家族の生きる力を引き出したい」というY様の娘さんからの相談でスタートしました。ご実家は、Y様と高齢のご両親、娘夫婦という三世帯。ご主人のY様は、タンクローリーの運転をしていましたが、清掃作業中の転落事故により脊髄損傷してしまったのです。Y様はそれ以来すっかり気力をなくしてしまい、リハビリにも気持ちが入らない様子。そこで、娘さんは自宅で以前のように生活でき...[ 続きを読む ]

脊髄損傷という大けがを負ったT様から、お父様が営む事務所の横に、バリアフリー住宅を建てたいというご相談をいただきました。その当時は、T様夫妻にはお子さんはいませんでしたが、子供室も設けたいというご相談もいただいていたのです。そこで、「お互いが心のゆとりを持てる暮らし」、「夫婦で話し合い時間が作りやすい間取り」の2点を指針にして、検討を進めました。T様邸を建築するにあた...[ 続きを読む ]

バリアフリー設計によって生きる力を引き出せることを、自転車転倒事故で頸椎損傷となり、車いす生活となられたT様の住宅を例に考えます。こちらの住宅は、屋内外を自由に行き来できるようにというT様本人とご家族の希望を考え、玄関とアプローチのバリアフリーを徹底しました。仮屋住まいだったマンションの扉が重くて開けづらいという悩みを聞き、電動で開閉可能な玄関引き戸や掃き出し窓にはリ...[ 続きを読む ]

9年前に事故により頚髄損傷となられたM様はバリアフリー住宅を建て、そこで奥様やお父様とともに暮らしていました。一般的なバリアフリー工事である引き戸やアプローチのスロープ等は備えてあったもののM様にはそれでも負担が大きく一人で外出できなくなり、引きこもりとなってしまい、そして自暴自棄に陥り、奥様とも離婚に至ってしまいました。この状況を危惧した知人の看護師の紹介によりバリ...[ 続きを読む ]

バリアフリー住宅のニーズは障がい者の利便性だけでなく、ペットと暮らしたいなど多岐にわたるようになりました。今回はデザインにこだわるスタイリッシュな平屋のバリアフリー住宅、I様邸の事例をご紹介します。I様邸は、デザイン性と機能性の両立を考えるきっかけとなったバリアフリー住宅です。I様の奥様は、現在は補助具を装着し杖を使って歩ける状態です。I様邸では動線や間取りのバリアフ...[ 続きを読む ]

近年のバリアフリー住宅は、「障がい者が使いやすい」以外にも様々な要望をお施主様から求められています。さらに、従来の「機能優先」ではなく、デザイン性に加え各家庭の事情・要望に合わせたバリアフリー住宅が強く求められています。バリアフリーユーザーの家づくりに対する夢や理想は、健常者の家づくりと何ら変わりません。今回はその中でも「二世帯バリアフリー住宅」の特徴を持つN様邸の事...[ 続きを読む ]

バリアフリー住宅には障がい者本人をはじめその家族(高齢者や幼い子供まで)、介護ヘルパーなど様々な人たちが過ごすため、その人たちの動線整理が必要です。動線には内部動線と外部動線の二つの動線を別々に考えることが重要です。動線整理がしっかりできていれば本人及び家族の負担も軽減され快適なバリアフリー住宅での生活が可能になります。今回のコラムは外部動線と内部動線のポイントを二人...[ 続きを読む ]

バリアフリー住宅には障がい者本人をはじめその家族(高齢者や幼い子供まで)、介護ヘルパーなど様々な人たちが過ごすため、その人たちの動線整理が必要です。動線には内部動線と外部動線の二つの動線を別々に考えることが重要です。動線整理がしっかりできていれば本人及び家族の負担も軽減され快適なバリアフリー住宅での生活が可能になります。今回のコラムは外部動線と内部動線のポイントを二人...[ 続きを読む ]

障がい者の使いやすさ、それを介助する家族の暮らしやすさを両立できなければ本当のバリアフリー住宅とは言えません。障がい者とその家族、双方にとっての快適性を考える実例として、ALS患者のY様邸をご紹介します。Y様の奥様は数か月前まで教員として働き、夫婦と二人の子供、そして母親との5人家族で、ご両親が建てた2世帯住宅(築40年木造住宅)に住んでいました。数か月前までは車の運...[ 続きを読む ]

障がい者の使いやすさ、それを介助する家族の暮らしやすさを両立できなければ本当のバリアフリー住宅とは言えません。障がい者とその家族、双方にとっての快適性を考える実例として、脊椎損傷を負い車いす生活になったN様邸をご紹介します。通勤途中のバイク事故により脊椎損傷を負い車いす生活となったN様はご両親と同居のマンション住まいです。マンションという限られたスペースの中で障がい者...[ 続きを読む ]